医学医療

イタイ突っ込み

http://d.hatena.ne.jp/namnchichi/20050412/p1 年に一度、日本にやってきてレースするF1ドライバー。 0.5%、つまり、数十万人のRh-の日本人が毎日車に乗ったり、病院に掛かったり、手術を受けたりして、普通に生活して居ると思う。私の友人も、普通に生活…

Rh(-)

マーサの日記。はてな版(id:cinnamon_m)Rhマイナスの有名人 KU。 Rh式血液型とは?http://www2.nsknet.or.jp/~c-chan/Rhesus.html いやぁ勉強になるなぁ。医療系の皆様にはご一読をお勧め*1します,マジで。それにしても,欧米ではそんなにRh(-)多いなん…

怒られたorz

先日,コメント欄に「自分の病気を自分で判断できるのが」云々と書いたが,たまたま電話していた同期(耳鼻科医)に「誤診じゃねぇの」と愚痴ったところ,懇々たるお説教を食らってしまった。曰く 骨伝導は20dB程度の誤差があるので,気導骨導差(A-B gap)…

誤診だろ

一夜明けて冷静に考えてみる。 骨導正常な突発性難聴なんかあるもんか! ということで,気にしないことにした。実際,昨日よりはだいぶマシ*1になってるし。とは言いながら,やっぱりステロイド内服してしまう自分。中耳炎ならマイナスなのだろうけど。 *1:…

診断は突発性難聴(マジ)

さすがにブルーです。 更新がなければ,入院したモノと思って下さい。 Reference 難病情報センター > 特定疾患情報 > 突発性難聴

聴診と体位

「僕たちの正月は4月だ」の新年度で予告編ばかり溜まってしまっているが,旬なネタということで,このテーマを先に取り上げておくことにする。 なお,毎年のコトながら厚生労働省は除外問題を公開している*1が,TECOMがhtml化して下さっているので,そちら…

(ネタ)初めての耳管通気

カテゴリーはネタですが,実話です。ただでさえ鼻甲介抜けるんじゃないかというほど陰圧*1かけ続けてるところに,学会帰りで飛行機乗っちまったのが決定打だったようです。 いや〜内側から鼓膜が震える感覚ってのは,はぁ実にまぁ,何と言うか実にそのぉ,気…

*1外耳道炎

週明けくらいから何かおかしいとは思っていたのだが,朝起きたら耳が変。プールから上がったときのあの感じ。ニュースの声もちょっと聞き取りにくい。 耳かきで耳の穴かっぽじってみれば,でっかい耳くそとともに,膿*1が漏出。r。。;)ヒエー …今から病院…

ハライタの解剖学・完結編

いい加減読者がいるのか不安なこのシリーズであるが,腹部触診の意味について前回触れずに終わってしまったことに気づいたので,追記することにする。 前2回の内容をまとめておくと,

続・ハライタの解剖学

さて,昨日の続きである。 Q-tip先生が「体を触りましょう」と題されて, 腹部を毎日触診して、次第にやわらかくなってきていたのに、また堅くなってきたら要注意、と考えることができることでしょう。 と書かれている。これは臨床的にも解剖学的にもまさに…

ハライタの解剖学

久しぶりに「お医者さんごっこ」を楽しんだQ-tip先生のcase reportであったが,今朝方診断が発表されたQ-tip先生">*1。 およそ診断と呼べるほどのものは頭に浮かんでいなかったのだが,誘惑(ゆうやく)に負けて答え合わせ。見事に完敗である。いや「卵巣か…

溝は埋めるべきか?

昨日の続きです。id:CROCODILETEARのLEE氏が更新を停止された。国試直前の身にあられては当然かとも思うが, 僕は、ここに来ている人々がその一翼を担える人間であると信じている。 能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。 あなたたちには医…

予防医学といふもの

ちりん氏を中心に,予防接種の有効性についてのディスカッションがアツイ。 何か私も…と一瞬考えたのだが,思うところあって,直接の言及は避ける。一般論を1点だけ指摘しておきたい。 医師の仕事は「病気を治療すること」ではナイ! ということである。言…

正論のWA!(クニミツ インフルエンザ)

http://d.hatena.ne.jp/CROCODILETEAR/20050121#p1で,「クニミツの政」が話題に上っていた。本文とコメントで,その「と」系っぷりはおおよそ想像できたのだが,誘惑(ゆうやく)に負けてマガジンを買ってみた。 …いかんだろ,コレ!(~_~メ) 何しろ発行部数…

To err is human.

淡々としていなくもない日常。より。 医療関係者以外の人が、医者に何を求めているのか、おぼろげながらに見えた気がしました。わたしには厳しすぎるように思われる、その基準に照らし合わせると、わたしはおそらく、不適格であるように思います。 向き不向…

医師と医者

両方の単語を用いた文章をいくつかアップしてきた。どうでもいいことかもしれないが,この2語は比較的慎重に使い分けることにしている。端的に言って 医師は資格で,医者は職業 である*1。すなわち, 私は医師であるが,医者ではない。 私の医療レベルはあく…

個人HPで患者中傷

医療系ブログを震撼させたこの報道について,遅ればせながら一言。上記記事にはブログの抜粋なるものが掲載されている。記事によれば 匿名ではあるが、外来や入院、救急外来での診療内容や手術の様子などが克明に記されており、本人が読めば分かる内容になっ…

詮ずるところ

id:chirin2 そもそも、元々のサイトの、一体どの部分が問題だったのか。医者がblogを書くのは全ていけない、なんてことではない限り、どの部分が悪いという分析がなければならない。境界がわからないと、書く側の精神状態がよろしくないし、はてなとかプロバ…

I Know, It's Only a Scinece. (追記:解剖学は科学か?)

誤解を招きたくないのであえて申し添えておくが,解剖学が科学であろうとなかろうと,その価値とは些かの関係もない。科学は学問の方法,しかもその「一つ」に過ぎない。冒頭に挙げた言葉*1は量子力学の大家にしてノーベル物理学賞受賞者ファインマンの講義…

理想の病院

理想の病院:私たちの手で…医学、看護学生400人が計画 患者本位、安全な医療 http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/10/23/20041023dde041040054000c.html ICube及びその新聞報道は、なかなかにImpact Factorが高かったようで、あちこちの…

分類というもの

「看護は理系?文系?」を読んで。 高校生時代,何度か「進路適性試験」なるものを受けた。私は「数学セミナー」なんぞ定期購読しているような「数学オタク」であった*1が,一度たりとも理系と判断されたことはなく,もっぱら「6:4で文系」という評価であっ…

職業教育と高等教育の間

常日頃愛読させて頂いている,Q-tip先生の「綿棒の呟き」の「Mushrooming看護大学」に質問をさせて頂いたところ,「看護教員養成課程」で,非常に詳細かつ勇気あるご回答を頂いた。 匿名性は実に貴重だ。私が仮にQ-tip先生を個人的に存じ上げていたとしても…

医学教育における医局制度の功罪

学生時代からお世話になっている医学教育学の師匠が,友人の学生達の為に一席設けて下さることになり,小生も同席させていただいた。その中で,ある医学生から, 「大学がよい教育をしていい医者を作ることは,大学の利益にならないのか?そのようなシステム…

天秤に架けられるもの,あるいは架けてよいもの

以下はちりんのblogの「解剖できない医学生」へのコメントです。 まず,参照された記事を紹介しておく。 「解剖実習で過敏症に」 元学生、大学に1億円請求 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040907-00000194-kyodo-soci http://www.kahoku.co.jp/news/2…